こんにちは。開発グループの田中です。
今回は、アイデアソンの企画運営をした事務局の方に記事を書いてもらいました。
マネックス証券でどのような取り組みがされているのか、社内の雰囲気をお伝えしたいと思います。
マネックス証券システム部門で開催されたアイデアソンのレポートです。
アイデアソンとは『アイデア(Idea)とマラソン(Marathon) を合わせた造語で、同じテーマについて皆で集中的にアイデアを出し合うことにより、新たな発想を創出しようとする取り組みや、そうした取り組みを主とするイベント』です。
第1回GALAXYアイデアソンが、2018年8月~2019年3月にわたって開催されました。
長い期間をかけて行われたのは、2つのフェーズで業務時間外に取り組んだためです。
ステージ1 7月~9月 アイデアを練るフェーズ
詳しいナレッジを持たない人が参加できるように技術を研究する期間
ステージ2 10月~3月 アイデアからより具体的な実証を行うフェーズ
具体的に掘り下げることで現実的な課題を浮き彫りにする期間
『GALAXY』というのは数年間の開発期間を経て2017年1月にリリースしたマネックス証券の自社開発基幹システムの名称です。
テーマは『新テクノロジーでGALAXYにイノベーションを起こす』
AI、RPA、DevOps、ブロックチェーン (KYC含む)、マイクロサービスアーキテクチャ(疎結合API)、サーバーレスアーキテクチャ(AWSラムダ等)、モジュール化、ビジネスプロセスの細分化、デザインパターン、リーンアジャイル、マルチチャネル対応、業務アプリケーション連携(Slack,IoT等)...
様々なテクノロジーが基幹システムGALAXYに絡んでいることが制約事項で、それ以外は自由です。
7チーム20名がエントリーしました。
各チームのテーマと発表の様子を少しご紹介します。
◆MONEXによるMONEXのための開発標準
◆DLT(分散管理台帳)
◆AIおよびGALAXY適用分野の再検討と学習精度向上技術
◆機械学習を用いた目論見書解析による業務効率化
◆生体認証を用いた本人特定
◆AIと投信
◆コード自動生成
開発本部長:安原さん
『「そんなの無理に決まっています」 から 「まずはやってみましょうか」の文化へ。
やってみたら意外とできることもある。
「やりましょうよ」と声が上がる集団を目指す。』
私たちマネックス証券は、業界でも例を見ない証券基幹システムの内製化に取り組み、数年間の開発期間を経て2017年1月に自社システム「GALAXY」をリリースしました。
自社システムを持つメリットは、開発が低コストでスピーディーになり、ノウハウを社内に蓄積することはもちろん、社員が必要と思うものを社員の手で実現できるようになることです。
自分たちの手で運用・開発を行うために、社員の専門性を高める努力をしています。
勉強会、アイデアソン等の開催を通し、普段の業務では交流のないメンバーと一緒に作業したり、新技術の知見を深める取り組みも行っています。
社外の研修にも積極的に参加が奨励され、学ぶ意欲に応える環境があります。
次回、優勝チームと参加者アンケートをご紹介します。
いかがでしたか?
過去のアイデアソンについての記事を以下にまとめたので、あわせてご覧ください。