やさしく学ぶ「株式」のことと、その裏を支えるエンジニアの仕事

こんにちは。システム開発一部 株チームの森です。

ある日、実家に帰りのんびりしていたら、たまたま帰っていた小学生の姪っ子が突然こんなことを聞いてきました。

姪:「ねぇ、株ってなに?スマホで何かピコピコしているの?」

姉が私の仕事について何か話をしたのかなと思いつつ、ふと「俺の仕事の内容って、姪にちゃんと説明したことないな」と気が付きました。

この記事では、そんなきっかけから始まった“株”の話と、その裏側で動いている“システム”の話を、子どもにもわかるように、やさしく・楽しく説明していきます。

 



株ってなに?

株をケーキでたとえてみる

私:「株ってさ、一言でいうと“会社の一部を持っている”ってことなんだよ」

姪:「えっ、どういうこと?」

たとえば、ケーキを8等分に切って、それぞれをみんなで分けたとします。1人が1切れもっていたら、その人はケーキの“8分の1”を持っているということになりますよね?

会社も似たようなもので、「株式(かぶしき)」という“会社の持ち分”を細かく分けて、いろんな人が持てるようにした仕組みが「株」なんです。

姪:「つまり、スマホで買っていたのは“会社のケーキの一切れ”ってこと?」

私:「そうそう!うまいこと言うね!」

 

株を持っているとどうなるの?

株を持つと、こんな良いことがあります。

  1. 会社が儲かると、利益をもらえる(配当金)
  2. 会社から“ありがとう”の気持ちとして優待がもらえることがある(株式優待)
  3. 株の値段が上がると、売ったときに儲かることがある(売却益)

 

株主優待は企業によってさまざまです。

  • 飲食店:食事券
  • スーパー:割引券
  • 雑貨メーカー:自社商品
  • テーマパーク:入場券

たとえば、小学生に人気のキャラクターグッズを作っている会社の株を持っていると、

そのキャラクターグッズのセットがもらえることも!

姪:「えーっ、それほしい。タダでもらえるの?」

私:「まぁ、タダっていうより、“その会社を応援してくれてありがとう”ってことかな」

 

株ってどうやって買うの?

スマホで株が買える時代

昔は、株を買うには証券会社に電話したり、紙に書いたりしていたけど、今はスマホアプリでカンタンに注文できるようになりました。

姪:「アプリでポチッと買えるの?ゲームのガチャみたいだね!」

私:「それなりに気を付けないといけないけど、そう、簡単になったんだ」

マネックス証券もその流れをつくったネット証券です。

 

注文から買えるまでの流れ

  1. アプリで「この株を買いたい」と注文を出す
  2. 証券会社のシステムがその注文を受け取る
  3. 東京証券取引所に注文が送られる
  4. 誰かがその株を売ってくれたらマッチングして買える

この一連の流れが、たった数秒~十数秒で終わるのです!

姪:「そんなに早いの?!」

私:「うん、そのスピードを支えているのが、俺たちエンジニアの仕事なんだ」

 

裏側で動いている“システム”のはなし

エンジニアってどんなことしているの?

証券会社のエンジニアは、

  • 株を買ったり売ったりするシステム
  • 株価をリアルタイムで表示するシステム
  • 不正を監視するシステム
  • セキュリティー(情報を守る)

などをつくって、毎日正しく動くようにチェック・改良しています。

姪:「でも、そんなにたくさんの注文がきたら、大変じゃないの?」

私:「だからたくさんの機械が協力して、注文がちゃんと処理できるようにしているんだ。」

 

「注文がたくさん来る日」のはなし

たとえば、企業がいい決算を発表した日なんかは、注文がいつもの何倍にもなります。

でもそれでもシステムが止まらず、ちゃんと動くように、エンジニアは常に監視しています。

姪:「地味だけど、縁の下の力持ちなんだね!」

 

もしシステムが止まったら?

そうならないように、

  • 日々のテスト
  • バックアップシステムの構築
  • 監視ツール

などを使って、24時間ずっと見守っています。

姪:「それって、夜中も?」

私:「うん、みんなで交代しながらね」

 

最後に

株は難しそうに見えますが、「会社のケーキをちょっと持っている」くらいに思えば、意外と身近なものです。

そして、その株をスマホでカンタンに買えるようにするために、私たちエンジニアは日々のシステムを動かしています。

姪:「なんか、株もおじさんの仕事も、ちょっとわかった気がする!」

この記事を読んで、「株っておもしろそう」「少しやってみたい」と思ってもらえたら嬉しいです。