こんにちは。システム開発二部 第三プロダクトグループの深見です。
第三プロダクトグループは外国株(米国株・中国株)のシステムを担当しています。
その中でも米国株システムでは、フロント・バックシステムチームと現地取次先システムチームの2つに分かれており、私は現地取次先システムチームに所属しています。
こちらの記事で第三プロダクトグループについてご紹介しています。
システム開発二部 第三プロダクトグループの紹介 - MONEX ENGINEER BLOG │マネックス エンジニアブログ

お客様から米国株の注文を受けると、米国現地の証券会社に注文を取り次ぐことになりますが、当社は現地取次先としてグループ会社のトレードステーションを採用しています。
今回、2月下旬から3月上旬にかけてプロジェクトの関係で米国に出張する機会がありました。
そこで、この記事では、
①トレードステーションのご紹介
②第三プロダクトグループとトレードステーションはどのように一緒に働いているのか
についてお話します。
トレードステーション
トレードステーションは、投資に積極的な個人トレーダーおよび機関投資家トレーダーのお客様に、最新のトレーディング技術とオンラインの電子取引サービスを提供している証券会社です。
オフィス
米国のフロリダに本社があり、ニューヨークやシカゴにもオフィスがあります。
こちらはフロリダオフィスの外観です。
フロリダは年間通して温暖な気候です。訪問した時期(2月)は冬のシーズンとなりますが、天気の良い日は20度前後あり暖かく気持ち良い気候でした。

働き方
トレードステーションではコロナ以降出社機会が減り、現在はごく一部の出社が求められる部署以外はリモートワークを行っています。
私がフロリダオフィスを訪問した際は全体的に閑散としており、廊下を歩いても1人か2人すれ違うのみでした。
今回、フロリダ訪問と併せて、テキサス州のダラスにも訪問しました。
数年前まではダラスにもオフィスがありましたが、コロナを契機にリモートワークが増加したことから現在オフィスは閉鎖されています。
そのためダラスにいる従業員は基本的にリモートワークで働いており、今は月に一度「オフィスデイ」を設定し、シェアオフィスの会議室を借りて集まっています。
採用
トレードステーションではリモートワーク前提で居住地に関係なく採用を行っており、全米各地にエンジニアがいます。
また、米国内だけではなく、コスタリカにもエンジニアが多くいます。
地理的な居住地の関係から同じチームにいても Face to Face で会う機会は全くないと聞きましたが、普段の業務ではZoomを使って頻繁にコミュニケーションをとっているため、業務上の不便は感じていないようでした。
トレードステーションと第三プロダクトグループ
プロジェクト
マネックス証券の米国株サービスではトレードステーションのシステムを採用しており、米国株ウェブ取引ツールのWebTradingや米国株スマートフォンアプリは、トレードステーションが開発・保守を行っています。
例えば、米国株ウェブ取引ツールやスマートフォンアプリに新機能を追加する際には、社内の企画部署から出てきた案を基に第三プロダクトグループが関係部署と調整しながら要件をまとめ、英語に翻訳してトレードステーションに要件を伝えます。
プロジェクトが立ち上がってからは、第三プロダクトグループは関係部署およびトレードステーションのエンジニアとやり取りを行い、プロジェクト全体を見ながらリードする役割を担います。
トレードステーションと技術的な仕様について詳細を話すことも多々あります。
日本語:英語=3:7
トレードステーションとは基本的にSlackを通じて英語でコミュニケーションを取っています。
また、英文のシステム仕様書を読むことも多いため、日本語と英語は 3 : 7 くらいで英語の方が使用頻度が高いです。
時差
定例のミーティングは週に1〜2回程度ありますが、時差の関係もあり頻繁に日程を合わせることも難しいため、必然的にSlackでのやり取りが多くなります。
何か緊急で話したいことがあれば個別にミーティングを設定して話すこともあります。
「米国の企業と働く」と聞くと、時差の関係で米国に合わせて日本時間の深夜まで働いたり、もしくは日本時間の早朝から働くことを想像するかもしれませんが、実際にはシステムトラブルがない限り深夜や早朝に働くことはありません。
最後に:米国のエンジニアと働こう!
グループ会社と言えども外国の企業と働くことは時差や文化の違い、開発文化の違い等があり大変なこともありますが、その分プロジェクトを通じて得られる経験が大きいと思います。
トレードステーションの方々は非常にフレンドリーで、わからないことを質問すると丁寧に教えてくれますので、働きやすい環境だと感じています。
日本国内で働く中で、米国のエンジニアと仕事ができる機会は多くないと思いますが、当社では親密に関わって仕事ができる環境が整っています。
英語を使ってグローバルな案件に関わってみたい方がいらっしゃいましたら、ぜひご応募をお待ちしています。
募集一覧
今回ご紹介した第三プロダクトグループのポジションは以下の「プロジェクト推進担当(米国株サービスのPM候補)※英語必須」です。