新しいプロジェクトやシステムのネーミングって

新しいプロジェクトやシステムのネーミングって悩みますよね・・・。

みなさん、どうやって名づけをしてますか? 

こんにちは、システム開発部の野崎です。

マネックスインサイト」というプロダクトに関わって、早、んー年になります。

このプロダクトは、マネックス証券のお客様に、株価など、マーケット情報全般をご提供するシステムです。

・・・というと、よくある情報システムなのですが、2011年に米国のトレードステーション社(TS社)がマネックスグループ傘下になった後、米国の開発者とコラボして、ゼロから作り上げた初めてのシステム、という側面もあります。

インサイト」以外にも、TS社と共同で開発したプロダクトとしては、米国株取引システムや「トレステ」でお馴染みの日本株取引ツールがあります。

↓詳しくはこちらをどうぞ。

マネックス証券の米国株 

https://info.monex.co.jp/beginner/us-stock/index.html

トレードステーション(トレステ)
https://info.monex.co.jp/tradestation/

 現在も、米国・東京それぞれに常駐する開発者とコミュニケーションをしながら、日々改善を行っています。

一緒に開発を進めるメンバーもアメリカを始め、コスタリカウクライナ、イギリス、フランス、ペルー、中国、・・・とかなりグローバル。

英語が飛び交う赤坂オフィスの一角は、さながら「NASA」のようと言われたことも。

「グローバルな環境で開発してみたい!」という方にはもってこいの環境です!(歓迎!)

リリースまでの苦労話や、日々のコミュニケーションのコツなど、語ることはいろいろあるのですが、今回は、本題にもどって、システムのネーミングの話を。

 浅草のお好み焼き屋「Sometaro」

ところで、インサイトで最初に開発したシステムは 「Sometaro」と言います。

それは、浅草にある「染太郎」というお好み焼きやさんの名前。

https://tabelog.com/tokyo/A1311/A131102/13003710/

インサイトのプロジェクトを開始した頃、TS社のプロジェクトリーダーから、

「新しいシステムのコード名が必要なんだけど、全知全能の神、"ゼウス"とかどう?」
と聞かれました。

(えっ・・・そんな大げさな名前・・・。)

初めての米国開発者とのプロジェクトで不安でいっぱいの中、ゼウス、は正直、重過ぎました。

当時の上司と相談したところ

上司「ん~、TS社のメンバーが東京に来たときに、一緒にいった浅草のお店なんだっけ?」

 「染太郎、ですか?」

上司「それでいいんじゃない?」

という、ゆるーいアドバイスの元、エイやで「Sometaro」に決まりました。

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 「水」に関連した遊び心のネーミング

その後、インサイトで開発したシステムは、「水」に関連した名前が付けられました。

  • Floodgate(水門)
  • Faucet(蛇口)
  • Reservoir(貯水池)
  • Basin(盆地)
  • Watershed(流域)
  • Yacht(ヨット) などなど

発案者のTS社 開発リーダーによると、

自分の子供に「お父さんはなんのシステム作ってるの?」って聞かれたとき

「リアルタイム情報システム」・・・って、ぜんぜん面白くないじゃない?

「Floodgate(水門)やFaucet(蛇口)だよ」って言ったら

子供が「なにそれ~!おもしろそ~!」って興味もつでしょ?

だから、キャッチ―で、遊び心のある名前にしたかったんだ。

とのことでした。「リアルタイムデータを流す」というイメージから発想したようです。

その後も、新しいシステムを開発するたび「ネーミングどうしようか?(水しばりで)」

という議論が、開発チームの中では、楽しい話題となっています。

そんな中、最初に名づけた「Sometaro」だけが異彩を放っていくのですが、
「そういえば、お好み焼きも、粉と水でできているなー。」

とある日気づきました。

それ以来、人に説明するときは、

「バラエティ豊かな具(情報)を、粉と水でまとめて食べられる、お好み焼きのような、おいしいシステム!」

という、いい感じの説明をしています。

 

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Makiko Nozakiシステム開発部 企画・設計グループ