プロジェクト管理ってどんなことする?
『プロジェクト管理』ってどんなことしているかイメージできますか?
文字通りではあるのですが、具体的にどんなことをしているのかを今日はご紹介したいと思います。
私たち企画設計Gは、この『プロジェクト管理』を主に担当している人達の集まりです。
プロジェクト管理って、システムの知識は必須ですが、同じくらい「人の話を聞けること」・「全体を見ることができること」が大事なんです。そのせいなのか、企画設計Gは特にみんな和気あいあいとしています!
さて、プロジェクトが始まると色々な管理や調整が始まります。
予算の管理、スケジュールの管理、課題の管理、さまざまな要望の管理(時には追加要件の調整…)…などなど山盛りです!
これらを調整、対応しながらリリースに向けて進んでいきます。
この時重要になるのはこの3つ!
- Quality(品質)
- Cost (原価)
- Delivery(納期)
具体的に何をすればよいかというと…私はPMBOKを参考にしています。
PMBOKとは?
「プロジェクトマネジメント知識体系:Project Management Body of Knowledge」の略称です。国際的に標準とされているプロジェクトマネジメントの知識体系(ガイド、手法、メソドロジー、ベストプラクティス)であり、建設、製造、ソフトウェア開発などを含む幅広いプロジェクトに適用できるプロジェクトマネジメントの基盤を提供します。
PMBOKは10個の知識エリアと5つのプロセスで構成されています。
これらのエリアに分類したときに、それぞれ「何を作成・管理すべきか」について体系化されてます。
(例)「統合マネジメント」の「計画」時には「プロジェクト計画書の作成」が必要になりますよね、
といった事柄が整理されています。
※詳しくはこちら↓
プロジェクトマネジメント知識体系ガイド PMBOKガイド 第6版(日本語)
業務への適応(経験談)
今回担当したのはプロジェクト期間1年を超える大案件のPMでした。プロジェクトを進めていく上で特に難しかったのは「品質管理」でした。
試験計画~品質評価の間は、開発者とコミュニケーションを図りながら試験で発生した不具合分析や強化試験の実施計画を立てましたが、様々な問題もありました。
具体的には試験が計画通りに進まず、スケジュールの立て直しを行い、その中で強化試験も追加で行うためにスケジュールの調整を行うなどの作業負荷が非常に高くなりました。
このような予期しない作業が発生しましたが、最終的にはリリース日を遅らせることなく、予定通りにサービスを開始し、本番稼働後は多少のトラブルはあったものの、サービスは順調に稼働しています。
この後にも同規模のプロジェクトのPMとして担当することが予定されています。今回の反省点を次回のプロジェクトでは活かしていきたいと思います。
まとめ
PMBOKは現場で使うのは難しいといわれています。実際、このまま当てはめてもプロジェクト管理方法は会社、さらにプロジェクトごとでも違ってきます。
ただ、プロジェクト管理と一言で言っても、プロジェクトによって流動的ですし、時間が経てばやり方も形骸化したり、粗末になったりしてくるもので、、、その時にPMBOKの基準を基に初心に返ることは必要と思っています。