システム開発一部 第一プロダクトグループの紹介

こんにちは。システム開発一部、第一プロダクトグループのMです。この記事では、第一プロダクトグループについてご紹介します。

体制

第一プロダクトグループは約40名で構成され、6つのチームに分かれています。
各チームは特定の商品・サービスの開発から保守まで一貫して担当しています。チーム名は以下のとおりです。(チーム名に記載のない商品・サービスも兼任している社員もいます。)

  • 口座管理チーム
  • 日本株チーム
  • 投資信託・債券チーム
  • 入出金チーム
  • 横断チーム(※)
  • プロジェクト特化型チーム
    ※横断チームは、システムアラートの初期対応や小規模な改善対応を担当しています。

開発手法

証券基幹システムはウォーターフォール型で開発しています。
特に取引や入出金関連のシステムには以下の特徴があり、この手法が適していると感じることが多いです。

  • 大規模システム:提供する商品・サービスが多岐にわたるため
  • 仕様が明確:ルールが細かく決められているため
  • スケジュール厳守:制度改正スケジュールを厳守するプロジェクトが多いため

ウォーターフォール型の開発の弱点として、変更管理が難しい点が挙げられますが、本当に必要な変更管理が発生した場合は、速やかに方針を確定し対処しています。
このような柔軟な対応力は、当社の「フットワークが軽い」という社風を反映していると思います。

役割

開発中はプロジェクトマネージャー(PM)として参画しますが、PMの枠に収まらない仕事も多くあります。
私たちはこれらの業務をまとめて「案件推進」と呼んでいます。

上流工程では、協力会社から受領した見積書や契約書の精査に始まり、要件を整理し実現方式を決めるなど、システムアーキテクトに近い仕事も行います。
下流工程では、ソースコードや詳細設計書を見ながら、設計方法や不具合の修正方法について協力会社と一緒に考えることもあります。
移行後は、システムアラートの調査や発覚した不具合の対応、各部署やお客様からの問い合わせにも対応します。
お客様の取引データを調べたり、コールセンターが日々収集しているお客様の声を集めたメールを読んだりすることで、自分たちが開発したシステムが実際に利用されていることを実感できます。

グループの強み

第一プロダクトグループの強みは、メンバーが協力して大型プロジェクトを推進できる点にあります。


通常時は各チームで業務を行いますが、大型案件時には特別チームを編成して対応します。例えば、2022年のSBI新生銀行との統合や、2023年のイオン銀行との統合などの大型案件です。
これらのプロジェクトでは、銀行の投資信託等の残高をマネックスにデータ移管し、必要な機能を開発しました。

広範な商品・サービスの知識が求められるため、データ移行は2分野、システム開発は5分野に分け、それぞれに担当者を配置して対応しました。
各分野の担当者が毎週集まり、共通する仕様や設計上の課題を共有して解決しました。この協力体制により、スケジュール通りの移行を実現しました。
「三人寄れば文殊の知恵」ということわざがありますが、このプロジェクトではまさに皆の知恵を結集し、成し遂げることができました。

最後に

私たちは、取り扱う商品・サービスに対して圧倒的に人手が足りていません。他社より先進的なサービスを提供するために、毎年多くの開発案件があります。私たちと一緒に「案件推進」をしてくださる方をお待ちしています。