こんにちは、マネックス・ラボのSです。
約1年前、リモートワークで新しいサービスを開発することについて記事にしました。
1年経過して社内でも在宅ワークが非常に浸透してきましたが、改めてWebサービス開発という観点でリモートワークについて考えてみましょう。
他社事例
まずはみんな大好きGAFAのリモートワークについての考え方を確認してみましょう。
Apple
Amazon
Facebookのみがリモートワークに対してポジティブな記事に見えますが、以下のように時々出社することは推奨されています。
従業員がより低コストの地域に転居する場合は、それに応じて給与を調整する。チーム育成を図るため時々オフィスに出勤することが推奨される。
記事を信頼するのであればGAFAの各社はある程度の出社は必要であると判断していそうです。では、それはなぜなのでしょうか?
開発手法の切り口で考えてみる
今回は開発手法を切り口とし、その理由を考えていきます。様々な対比で用いられるウォーターフォール開発とアジャイル開発を比較してみます。
ウォーターフォール開発がメインの場合、前工程の成果物を元に次工程の作業が行われるため、指示とアウトプットが明確に定義されております。それが正確なのであれば多くのコミュニケーションを必要としないため、リモートワークには適していそうです。
反対にアジャイル開発がメインの場合、仕様や方針が変更される頻度の高さやチームワークを求める開発手法が特徴であり、対面コミュニケーションをした方がしない時よりも円滑に開発が進むことが予想できます。
GAFAが定期的な出社を求めているのも、おそらくアジャイル的な開発の比率が高いからではないでしょうか?
アジャイル開発ではどうすればよい
アジャイル開発でリモートワークを上手く活用するには、開発の流れは変えずに、各タスクを細分化する際にウォーターフォールの特徴を取り入れることで解消されるのではないかと考えます。
例えば、リモートワークをする日は、ToDoや成果物やスケジュールを明確にする。業務を依頼する側もいつも以上に明確な指示をだすなどが挙げられます(アジャイル開発でも意識はしたほうが良いですが比較的おざなりにされやすい部分ですよね・・・)。
100%教科書通りにウォーターフォール開発やアジャイル開発をしている会社は無いと思います。時代や状況に併せてパフォーマンスが発揮できる開発方法をみんなで考えていきたいですね。
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プロジェクトマネジャー(投資支援ツール) / マネックスグループ株式会社