こんにちは。システム開発推進部の牛崎です。
以前、英単語のPrefix・Suffixに関する記事を書きました。今回はその続編です。 blog.tech-monex.com
11100110 10010101 10110000
プログラミング経験のある方は、どこかで2進数・8進数・10進数を見た事があると思いますが、これらは英語表記でBinary (2進数)・Octet (8進数)・Decimal (10進数)です。これらは数のPrefixを含んでいるとご存知でしょうか?
例えばBiは「2」のPrefixであり、Bilingual (二ヵ国語語話者)・Bicycle (自転車: 2つの環)・Biathlong (二種競技)等の単語に表れています。 ちなみに、コンピュータはデータを0・1のビット列で表現していますが、文字コード規格に基づいて文字を表すデータを「テキスト」、それ以外を「バイナリ」と呼んでいます。
Octは「8」を意味し、Octagon (八角形)・Octave (8個の音階のこと)・Octopus (タコ: 足の本数が8)等の単語がありますね。 HTTPをご存知の方は、種類を限定しない8ビットのバイナリ値にMIMEタイプでapplication/octet-streamを指定したことがあるかと思います。
Decは「10」であり、Decagon (十角形)・Decade (10年)・Deciliter (1/10リットル)で10だと分かります。 金融系システムの開発経験がある方は、正確な小数点以下の計算に浮動小数点10進数のDecimal型を用いたことがあるかと思います。
数もPrefix・Suffixに表れているのですね。
暦の不思議
ところがどっこい、前述のPrefixと数字が一致しないケースがあります。 皆さんはカレンダーでOctoberとDecemberを見た事があると思いますが、前者は10月、後者が12月。そう、8月と10月ではないのです。
もともとSeptemberは9月、Octoberは10月ではなかった | 日刊ニュージーランドライフ
元々カレンダーには10月までしかなく、Octoberは8月、Decemberは10月だったものの、JanuaryとFebruaryが追加されて2ヵ月分ずれたのだとか。 深い意味があるのかなと思いきや、案外雑なのですね (^^;
以上、Prefix・Suffixの数編でした。