光と色の三原色

こんにちは。システム開発部 GX推進グループの牛崎です。

資料の印刷時、設定を間違えてカラープリントで出しました。
白黒以外の印刷物を久々に見ましたが、画面と比較して色味に若干差があるような無いような。誰もが一度は経験するのではないでしょうか?
そこで今回は色についてお話しようと思います。

 

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三原色には光と色があります。
光の三原色はRGB (Red・Green・Blue)で、加算混色と呼ばれています。加算は光の加算であり、光が無い状態は黒、全ての光がある状態は白。
液晶ディスプレイは分かりやすい例で、光がなければ黒く、光がある場合は白くなります。CSSを書いた事のある方は、16進数で000000が黒、ffffffが白なのをご存知だと思います。

色の三原色はCMYK (Cyan・Magenta・Yellow・Key Plate)で、減算混色と呼ばれています。
減算は光の反射を吸収して色を表現するもので、例えば白い光から青と緑を減らすと赤が表現できます。CMYでは完全な黒を表現するのが難しいため、Key Plateという黒が存在しています。
プリンタがCMYKで色を表現するのは紙が白いからで、印刷されていない箇所が白、色が乗っている (=減算)箇所が印刷箇所になると。

元々の色の表現方法が違うため、ディスプレイ (=RGB)で表現された物を印刷 (=CMYK)で再現するのは難しいそうです。
また、表現可能な色もRGBが1677万色、CYMKが約1億色あり、この色の範囲の差も影響するのだとか。


可算混色と減算混色
http://futabana.com/2016/01/26/color-mixed/

久々のカラープリントで知った色の世界でした。

牛崎 洸システム開発部 開発グループ エンジニア