運用を始めて2年が経ちました。
当社ではエンジニアの半数がリモートワーク(在宅勤務)をしています。毎日在宅勤務の人、ある曜日は在宅勤務をすると決めている人、出社しないと出来ない仕事(個人情報を扱う関係で)があるのでチームで話し合って交代で在宅勤務の日を決めている人、などさまざまです。もちろん、毎日出社という社員もいます。コロナが騒がれ始めてから2年経ち、この勤務体系にもずいぶん慣れてきました。
ずっとリモートで大丈夫?
管理職の目線でいうと、社員に効率よく仕事をして欲しいのが一番ですが、緊急のシステムトラブルが発生すると、社員には顔が見える距離にいて欲しいと思うのが本音です。今、誰が本番端末の方に走っていったとか、誰が誰と電話しているとか、表情や声のトーンなど、目や耳から入ってくる情報は重要です。座ってフロアを見渡しているだけで情報が、勝手に目に入る、勝手に耳に入る、というところが在宅勤務と違うところです。
先日のトラブルでは、急に会社に呼び出された社員もいました。
メタバースっていいらしい
先日、ある友達がメタバースでの会議を体験したらしく絶賛していました。右隣の人の声は右から聞こえてくるし、離れた人はそれなりになっていて、本当に会議室にいるみたいなのだそうです。表情や声のトーンが感じられるようになったら現在のリモートワークの弱点のいくつかは解消されるような気がします。Facebookが社名を変更するほどですから、どんどん普及し、もっともっと使いやすくなるのでしょう。
グループ会社のコインチェックではメタバース上の土地の取り扱いを始めたそうです。もう未来のはなしではないですね。
今のオフィスがどんな状況かというと、約半数の社員が出社していて、複数の出社メンバーがオンラインミーティングに参加していると、オフィス内は会議での発言があちこちから聞こえてきて、とてもにぎやかな状況です。
自宅でゴーグルをして会議に参加する姿はちょっと近未来的でかっこいいですが、オフィスで大勢の人がゴーグルをして話をしている姿を想像すると、ちょっと奇妙ですね。
もう一つの問題
離れていると、体調不良があっても気が付きにくいものです。とくにメンタルの変化は毎日顔を合わしていると微妙な変化に気が付くことが出来ますが、リモートでは難しいです。どんな病気も早期発見が大事だと思います。本人より他人が先に気が付くこともあります。メタバースのような新しいテクノロジーがこういう問題を解決してくれるといいな、と思います。引き続き、リモートワークに役立つテクノロジーに注目していきたいと思います。
開発本部長、安原