初級エンジニアも安心!マネックス証券入社後の研修プログラム 〜プレ開発編〜

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こんにちは。システム開発部の唐津屋です。

今回はシステム開発部で用意されている研修プログラムのうち、
システム開発部内で「プレ開発」と呼ばれているプログラミング研修の話をさせて頂きます。

プレ開発とは

「プレ開発」とは、実際の開発の前に行われる研修プログラムの1つです。

システム開発部内で作った独自プログラムで、受講も必須ではなく、軽い気持ちで受けられます。受講対象の定義はありませんが、プログラミング初心者向けでも進められるよう作られています。

プレ開発の主な目的は以下となります。

  1. 手順をもとに環境構築から行い、開発ツールの操作に慣れていく。
  2. プログラミングの基礎を、実際に画面を動かしながら覚えていく。
  3. マネックス証券のシステムの癖を知り、理解していく。

3については、プログラミング初心者でなくても知っておいた方が良いため、
新人・中途・プログラム経験有無に関わらず、今まで多くの人が業務時間内で受けています。

プレ開発は開発する領域毎に用意されていますが、ここでは一番実績がある
お客様用WEB画面のプレ開発についてお話します。

お客様用WEB画面の癖

お客様用WEB画面は、お客様が弊社システムにPCで利用される際に使われる画面・システムで、株・信用をはじめ、各種注文等を行う重要なシステムになります。

プログラミング言語Java、DBはOracleで主に作られています。

ここまでの情報だとごく一般的なシステムですが、独自フレームワークで色々と癖がある、まさしくクセ者です。

フレームワークを使うことで開発工数を大幅に削減できる等、多大なメリットがあります。
詳細は割愛しますが、一般的ではないフレームワーク関連の用語や実装方法も出てくるため、プログラミング経験者の方も最初は戸惑われるかもしれません。

その癖を知り、理解していくのがプレ開発の目的の1つです。

お客様用WEB画面のプレ開発

それでは実際の画面を見てみましょう。

開発用画面なので、実際の画面と比べ情報が差異があるのはご容赦頂くとして、
下の画面がプレ開発で行う作業の1つ、既存画面の修正例(リンクの追加:赤枠部分)です。

■ プレ開発での画面修正例

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そして下の画面はプレ開発で作る新規画面です。明らかにテスト感が漂っていますね。
検索ボタンを押すと、実際にDBにアクセスし、データを取得、表示する処理も作ります。

処理自体はシンプルで難しいものではありませんが、
独自フレームワークの仕組みに沿って作ると、20ファイル程度の修正・作成が必要だったりします。

 

■ プレ開発での新規画面作成例

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実際の開発では、画面・処理の修正が頻繁に行われますので、
プレ開発で色々手を動かし(時には悩み)、少しずつシステム開発に慣れていきましょう。

 

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唐津屋和喜システム開発部 開発グループ